レトロゲームが好きと言うよりも、昔プレイしていたゲームがそう呼ばれるようになっただけで、自分の中では今でも十分現役で遊べるゲームばかりだったりするんですけどね、コレが。
目次
「プロジェクトEGG」とは
「プロジェクトEGG」とはどのようなものか簡単に説明しますと、主にPC-8801やFM-7・MSXといった昔のパソコンから、スーファミ・メガドラ・PCエンジンなどの何世代か前のゲームを「EGGランチャー」という専用のアプリケーションから起動して楽しめるシステムと言えば良いでしょうか。
詳しくは公式サイトをご覧になっていただければと思います。
EGG-Ch -Project EGG Channel- より
YouTubeの公式チャンネルをなにげに覗いてみると、懐かしいゲームの動画がズラリと並んでいて思わずトリップしてしまいますが、その中から1本だけ思い入れのあるゲームをピックアップしてみました。
ティル・ナ・ノーグII カオスの警鐘 for PC-9801 (1988)
「ティル・ナ・ノーグ」と言えば自動生成される名前のファフィフォ率が異常に高いゲームでしたね。町の名前は「フォファフォンの町」とか「ファフォの町」で、仲間は「フォー」に「アフォー」とかもうね、それはひょっとしてギャグで言ってるのか?というレベルだったかと。
IIのカオスの警鐘はそれほどでもありませんが、一作目はLv1 → Lv2に上げるのが最初の難関と言ってもいいくらいの難易度で、その時点で脱落者が続出していたような…何れにしてもこの頃のゲームは一戦毎にセーブがデフォだったように思います。
PC-8801が羨ましくて仕方が無かった時代
現在ではあえてNECのPCを選ぶ人は少ないのではないかと思いますが、当時はNECのPC以外は人権が無いとまでは言わないものの、ソフトの選択肢が非常に限られてしまうという冬の時代がありました。
初めてのパソコンはMSX2でした
私が初めて入手したパソコンは高校の夏休みにバイトをして買ったMSX2「Panasonic A1」と3.5インチのディスクドライブでした。今にして思えば本体よりディスクドライブの方が高いってどんだけー?って感じですが、Disk BasicやDOSなんかもちゃんと勉強したかったですし、ディスクが無いと単にキーボードがついたゲーム機と大差無いのがちょっとアレだったので、奮発して本体と一緒に買う事にしました。
その後すぐにウィザードリィとザナドゥ買いましたけどね…
猛威を奮っていたNECのPC-8801
その当時はとにかくNECのパソコン(PC-6001を除く、と言うか主にPC-8801とPC-9801)が猛威を奮っていて「ゲームがやりたかったら何も考えずにPC-8801を買っておけばウッドボール」みたいな風潮があったと思います。
ちなみにウッドボールとはファミ通用語でウッドボール → 木鞠 → 決まり!だそうな…例のファミコンミニ絡みで復刻されたファミ通でもしっかり使ってましたね。私は創刊号からファミ通を読んでいたので普通に「○○でウッボー!」とか言ってた気がしますが、振り返ってみると超絶に恥ずかしいです、マジな話。
次に買ったパソコンはFM-New7
話がそれましたが、そういった風潮があったにも関わらずまたコツコツとお金を貯めて私が次に買ったパソコンはなぜかFM-New7だったりして…でもまぁ68系が欲しかったんだから仕方無いですよね?!(謎ギレ)
そんなわけで次々と新作が発売されるPC-88ゲーのラインナップを見ては「ぐぬぬ…」と悶えながら布団を噛んで寝る日々…はさすがにありませんでしたが、月刊誌の「I/O」や「ASCII」が出る度にマイPCに○○が移植されて無いものかと目を血走らせて広告を見ていた覚えがあります。
だったらPC-8801を買えばいいじゃない
ならばいっそ潔くPC-8801を買ってしまえば話は早いんですが、何と言っても当時のパソコンですから今のゲーム機のように3~5万程度でポンと買える代物ではありません。10何万~ウン10万コースですからね。それにゲームだけで本体を選ぶわけにはいきませんし、その辺りが非常に悩ましいところではありました。
話を「プロジェクトEGG」に戻します
何だか「プロジェクトEGG」よりも自分のパソコン遍歴ばかりになってしまいましたが、そんなわけで当時は自分が持っていた機種以外のゲームが遊べなかった事もあり、この「プロジェクトEGG」は「あの頃やりたくてもやれなかったゲームがやりたい!」的な要望を叶える、言ってみればタイムカプセルのようなものではないかと思っています。
今そのゲームをやったところで面白いかどうかはまた別の話で…
今後も頑張って欲しいです
その「プロジェクトEGG」が15周年を迎えたというのは、レトロPCユーザーとしても非常に感慨深いものがあります。今でもあの頃のゲームを懐かしんでプレイしている方がそれだけいるという事にもなりますし、15周年に寄せられた祝辞を見ても見覚えのある名前が並んでいて、こうしてまだ現役でゲームに携わる仕事をされている事を嬉しく思います。
私も今やりかけている事がもう少し落ち着いたら、また昔のコマンド入力式アドベンチャーでもやってみたいと思ってますが、出来ればスタークラフト社のゲームも復刻してくれないもんですかねぇ…元が洋ゲーだけに権利関係で難しいのかもしれませんが、そこを何とか頑張っていただきたいなと。
何だか最近ゲームの事ばかり書いてるような気もしますが、そちら方面に特化していくつもりはありませんので大丈夫です、たぶん。
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